個人的PDCA回す日記

仕事、趣味、目の前のことを吸収し、思いを言葉にする。

仕事で最近思う、インプットとアウトプットを繰り返す大切さについて

仕事をしていてふと、思うことがあった。
※先に断っておくと、自分自身も仕事ができている側とは言い難い立場にいる。

仕事ができる人は自分の中でゴールに向けたロジックを持っていて、それを周囲の関係者に言葉で共有できる。

仕事ができない人は特定の目的に対し、自分の中にロジックがなく、伝えるべきメッセージに一貫性のない共有をしてしまう。

 

たとえば以前、上司のレビューから自席に戻ってくるなり浮かない表情の後輩Aさんに「いまAさんが直そうとしている成果物について、上司からはなんて指示を受けたの?」と質問したことがある。何気ない会話。

そこでAさんは上司からの指示内容についてかいつまんで説明し、修正作業に取り掛かった。

 

数時間後、AさんはPCの前で明らかに苦悶の表情を浮かべており、改めてまったく同じ質問をしてみた。


すると、先ほどとは違う答えが返ってくる。

Aさんはこの数時間、上司から再レビューなど受けてないにもかかわらず、煮詰まり何度も何度も成果物の修正方針を考えるあまり、こちらから同じ質問をしていても、自分の頭の中に記憶する上司からの元々の指示のニュアンスがガラリと変わってしまっていたのだった。

 

こんなとき、上司から受けたレビュー内容の理解にブレが無いか確かめるため、レビュー時のメモを読み返す、レビューに同席した同僚がいればその人と認識合わせをする、等やり方は様々ある。

 

今回のレビューの際、Aさんはそもそもほとんどメモを取っていなかった。

ゆえに完全に自分の記憶頼みとなり、結果として元の指示内容から逸脱したニュアンスで捉えてしまった。

 

ただ、この手の出来事は自分だって起こりうる。

大事なのは、相手から何を求められたのかをできる限り正確に理解し、情報を整理し、成果物に結び付けるコトである。

 

そのためにも、インプットする情報は普段からきちんとメモを取ること。

メモを取るものは手帳でもノートでもタブレットでもいい。

 

メモを取っていれば、成果物に取り掛かる前、そして作業途中で悩んだタイミングでメモを読み返すことで、自分の対応方針に間違いが無いか確認できる。

インプットが間違いなければ(内容にもよるが)自ずとアウトプットも、上司の期待する方針とそうズレることはなくなり、回答に、成果物に一貫性が出てくる。

 

仕事ができる上司たちが自分の対応に常に何かしらロジックを備えているのは、スタートラインとして、必要十分なインプットが出揃っているからではないか。

そう思うようになって来た。

 

仕事をする上でこういった所作について普段、あまり言われるコトがないけれど、基本スキルとして大切なコトだよな、と思った2018年度最初の出社日であった。